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プラス+マガジン VOL.9 |
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テーマ:注文住宅事業の「ピンチ」と「チャンス」
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「ピンチ」編
私が「自然素材の注文住宅事業」に特化して早15年が過ぎます。 15年前はバブルが崩壊し、民間企業が全てダメになる状態でした。
そこで一番有望市場だったのが「公務員」の方々です。
公務員の方は「地元志向」「自然志向」「家族志向」が強く、 「自然素材の健康住宅」がヒットしました。
そのセールスポイントは 「自然素材」 「広がり間取り」 「パッシブソーラー」 であり、時代の「健康・環境志向の高まり」を追い風として 一気に全国に広げていきました。
当時のお客様は平均単価2700万で、お支払いも気持ちのよいものでした。
しかし、ここ数年は「公務員ピンチ」の時代です。 共働きの公務員さんが減りました。
そして、「自然素材の家は高くて手が出せない」という民間の人が、 「2000万以下で自然素材を」手に入れることが可能となりました。
価格志向の自然素材住宅を提供する会社が増えていることが原因です。
「チャンス」編
業界トップのハウスメーカーでは現在売上の60%を「建売仕様の家」が 占めています。 残る40%が広告されている注文住宅なのですが、その内の50%は 紹介受注のようです。
営業マンが販売する注文住宅は全体の20%程度らしいです。 これを営業マンの人数で割ると「年間一人当たり1棟」というデータが出ています。
これは「注文住宅を建てる人が少なくなった」ことが原因なのか、 「注文住宅を求める人にメーカーの家は拒否されているのか」が問題です。
私は後者だと思います。 そこに「エコブーム」です。 エコはCo2削減で日本は森林を見直しています。 ここに大きなチャンスがあります。
自然素材での価格競争力をつけるか、メーカーの市場を奪うかが 戦略の分かれ道になりそうです。
<プラス経営 代表取締役 森優貴より>
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【編集後記】
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もう9月というのに、うっとうしい暑さと記録的な大雨が続き、誰もが 「何かがおかしい」 と身をもって体感されているのではないでしょうか。 身の回りの変化と、地球規模で起こっている変化がリンクして実感できるように なるとより、問題意識は高まると思います。
さて、引き続きで恐縮ですが前回のメルマガでも触れました「文系、理系の分類」 に関して、私の実体験に基づいたコメントをさせていただきます。 長文で失礼いたします。
学生時代、土木系学部で「どうすれば都市の周辺から中心部に人を集められるか」 という観点から「人と都市の行動」をシミュレートし、どういう政策によって それを実現できるか、という研究をしていました。 (人を都市中心部に集める考えは、コルビュジュなども提唱した 「コンパクトシティ」という理念に基づいています)
教授の方針により、思った政策で思った方向性になるようにプログラムしたので、 研究結果としては別段、たいしたことはないのですが、プログラム自体は 「人は何を考えて自分の行動を決定するか」という考え方でした。
そのちょっと前、「リング」や「らせん」で一世を風靡した鈴木光司の続編で 「ループ」という本を読みました。 その中で、人類が誕生したときから今後の未来を予測するため、ものすごく 精巧なシミュレーションシステムをつくったくだりがあります。 人類誕生当時の地球環境と全く同じデータを入力し、しばらく待ってみても 何も起こらない。 そのうちにシステム上で人類誕生時期を過ぎてしまったのに、何も生まれない。 そこで研究者は人類誕生時期に、システムにちょっとしたきっかけを与えます。 それはちょっと土を触るとか、それに水をかけるなど些細なことです。 そうしたところ、ようやく人類の祖が誕生しました。
本はその後のストーリーにつながっていくのですが、私はこのくだりが 一番印象に残りました。
私たちが生活しているこの世界も、(仮に偶然の連続の成果としても) 何かそういう上位存在によってプログラミングされ、上位存在の意思によって 動いているのでは。 逆に私が研究のためにプログラムした中でも、数値ではありますが、 何かがヒトとして行動し、何かの結果に向かって進んでいる世界があるのでは。 本当は数値以上に、そのプログラムの中でヒトが思い、感じていることが あるのでは。
不思議とその考え方に呼応するように(偶然の要素を取り入れたプログラムなので 当然なのかもしれませんが)完全に狙い通りの結果、というのは結局 出すことはできませんでした。
私の研究のアプローチは完全に数学的で、いわゆる理系的なアプローチでしたが、 その中で考えついたことは非常に哲学的な内容でした。 文系の方は結構、理系を特殊な存在としてみるケースが多いように感じますが、 文系、理系との違いは単にアプローチの違いであって、 考える対象と内容は同じだと思います。
重要なのはいろんな方向からアプローチしてみるバランス感覚だと思いました。 (かく言う私も、それが全くできていない一人ですが)
それでは、次号もお楽しみください。
プラス経営 藤川 |
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