| |
プラス+マガジン VOL.6 |
| |
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
テーマ:時代のキーワード
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
「難しい時代になった」というのが経営者の本音だと思います。 現在の住宅業界の1年は、過去の10年に相当すると言われています。 ハウスメーカーでさえ時代を捉えていくのに必死です。 メーカーの商品開発が1年単位になっています。 時代に取り残されたメーカーは撤退していくでしょう。
しかしながら、こんな時代だからこそ中小企業の強みである 「小回り」を活かすべきだと思います。 大切なのは時代の変化を捉えて、いかに変化に対応するかを明確に 理解することだと思います。
今回は時代のキーワードを中心にご紹介します。
【キーワード】
○格差
・地域格差
日本全体の人口の内、都市への集中が50%を超えました。 地方においても中心地への人口集中が加速しています。 政治は市町村合併から道州制へ議論が移りつつあります。
ターゲットエリアにおいて市場シェアが大きい会社(5%以上)の会社は、 いかに街を押さえエリアを拡大できるかが課題です。 シェアが5%未満の会社は、まだまだ工夫次第です。 他社のお客様をどう取るかがテーマです。
・所得格差
勤務先の違いにより、同じ年収でも銀行融資に3割から4割の 格差が生じる時代です。 国際競争力を持った製造業が強く、医師や弁護士などのスペシャリスト、 上場企業勤務者などが中高所得層となります。 一方地場民間系では厳しい状況です。
○財政赤字
国も地方も赤字です。人口が増えない国で赤字続きは許されず、 公務員定数是正となります。 デザインがいまいちでも建てて下さる「自然素材の健康住宅層」は 確実に縮小しています。
○親の援助
当たり前のこととなりましたが、「いつまで続くか」がポイントです。 あと10年は大丈夫でしょう。
○株価の回復
団塊の世代は株価に敏感です。 銀行が投資信託をはじめたことによりいっきに投資信託が拡大しました。 アメリカのサブプライム問題の収縮と日本のデフレ離脱のタイミングで 株価が回復します。 株価が回復すると、団塊世代が動き「リフォーム」や「建て替え」が 動き出すでしょう。
もちろん高級住宅層が動き出します。 多分「新しい日本文化」がテーマになると思います。 日産のティアナのテレビコマーシャルや積水シャーウッドのコマーシャルは 先んじていると思います。
○ポスト団塊ジュニア
団塊ジュニアが30代後半となり、新築層が次の世代となりつつあります。 次の層を「ポスト団塊ジュニア」と呼ぶようですが、 大切なのは「好み」の変化です。 奥様の意見が強いのは共通なのですが、奥様の好みに違いがあります。 「ゆるくてかわいい」という好みから、「ゆるくてかっこいい」へと 変化しています。 そしてかわいい系は「大人かわいい」へと変化しています。
「かわいい」とか「かっこいい」はイメージとして捉えるのが大切です。 弊社のホームページでその例を紹介していますので宜しければご覧下さい。
○センスのいい生活スタイルへの「あこがれ」
時代は「センス」の時代です。センスとは「美意識」の意味です。 住宅も洋服や店舗と同じレベルでセンスを問われています。 もちろん住宅営業や設計者にも「センス」が問われる時代です。
この「センス」の香りがないと付加価値の高い物は売れません。 安くてもセンスの無いものは売れない時代だということを 認識できるかどうかが大切です。 高い安いの問題ではなく、センスがあるかどうかが問題です。 「あこがれとの出会い」が「感動」を呼び、「購買意欲が湧く」から 「売れる」のです。
○経験価値
あこがれのセンスは、沢山のものに触れ、見ていくと「目が肥えて」きます。 経験を積むことで「普通のものでは満足できない」という状態になります。 車などは代表例で「普及化してしまい、欲しい車がない」という状態になっています。 ここが一番難しい点です。理由は、「急速に変化」するからです。
半年前まで集客のあったモデルハウスが、全く来場が無くなるという現象は、 「見あきた」という現象です。 モデルハウスの寿命が急速に短くなるでしょう。
さらに、東京で起こっている現象が、地方でも同時に起こります。 「方言」が無くなりつつある現象が物語るように 「文化に東京と地方の格差はなくなりつつある」と思います。 学生時代に都市に住んだことも原因の一つかもしれません。 デザインのプロデュース能力が大切です。
できれば日本という「ルーツ」を大切にしながら、「時代」を捉えたデザインを 発信し続けるようになることが理想かもしれません。
○環境問題
「エコ」であることは絶対条件です。 しかし、太陽光発電やエコキュートをつければエコなのかは疑問です。 プリウスのエコもあれば、車体が軽く、デザインのいい車で燃費もよければ これもエコカーだと思います。
雑誌「そとこと」のLOHASもあれば、雑誌「PEN」の「PEN的エコ」もあります。 もっと「エコロジカルで楽しく、美しい生活文化」がこれから生まれると思います。
以上、「時代のキーワード」をご紹介しました。 多分に私「森優貴(まさき)」の独断と偏見による内容でしたが、 戦略立案の一助になれれば幸いです。
<プラス経営 代表取締役 森優貴より>
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
【編集後記】
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
今年はオリンピックイヤー! 3年後に始まる地デジ放送に向けて、今年から対応テレビへ買い換えた方も 多いのでは? オリンピックとワールドカップは2年おきにどっちかがやってきますが、 今、ワールドカップのアジア3次予選をやっていますね。 つい先日のオマーン戦での関心ごとです。
「コロコロPK」 ってご存知でしょうか? 日本代表MF、遠藤選手(ガンバ大阪)の得意技です。 「ズドン!」でなく「コロコロ」です。
ゆったりした助走から特にフェイントをかけるわけでもないのに なぜかキーパーは遠藤がける「前」に別方向に飛んでしまっているのです。 遠藤はキーパーと反対側にボールを「コロコロ」と。
助走間のわずかな数秒で駆け引きをしているのです。 「キーパーの足の筋肉の動きに集中するだけ」 と、本人は言いますが、剣術でいうところの「後の先」でしょうか。 単純なことでも極めると、敵は無い、という奥深さを感じさせてくれます。
すべてのことに当てはまる心理のような気がします。
それでは、次号もお楽しみください。 |
|
|
|